教育費がだんだんと落ち着き、老後資金のラストスパートとして貯蓄がはかどりやすい50歳代。
◆【円グラフ&図表】50歳代・二人以上世帯「貯蓄額一覧」!20~70歳代までの「貯蓄額」平均・中央値もチェック
J-FREC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査[二人世帯調査](2024年)」によれば、50歳代二人以上世帯の平均貯蓄額は1168万円です。
ただ教育費や住宅ローンで貯蓄をある程度使ってしまったり、昨今の物価高による家計への圧迫状況を見たりして、老後資金を「あと1000万円は貯めたい」と思う方もいるでしょう。
今回は50歳代の貯蓄をみながら、あと1000万円貯めるためにやめたいことをご紹介します。
※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【50歳代】二人以上世帯の「平均貯蓄額」はいくら?中央値は
まずは50歳代の貯蓄額について、J-FREC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査[二人世帯調査](2024年)」より、50歳代・二人以上世帯の貯蓄(金融資産を保有していない世帯を含む)を確認します。
※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。
●【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値、金額ごとの割合
・平均:1168万円
・中央値:250万円
・金融資産非保有:29.2%
・100万円未満:8.7%
・100〜200万円未満:5.9%
・200〜300万円未満:5.1%
・300〜400万円未満:3.7%
・400〜500万円未満:3.2%
・500〜700万円未満:6.3%
・700〜1000万円未満:5.8%
・1000〜1500万円未満:7.6%
・1500〜2000万円未満:3.8%
・2000〜3000万円未満:6.3%
・3000万円以上:10.7%
・無回答:3.8%
50歳代・二人以上世帯の貯蓄額を見ると、平均は1000万円を超えています。
ただし、中央値は250万円。
金額ごとにみると貯蓄ゼロが約3割、2000万円以上が17%など、世帯差がみられています。
住宅ローンや教育費にお金がかかり、貯蓄が大きく減ってしまったご家庭もあるでしょう。