韓国のソウルフード、キムチ。ご飯のお供に、チゲに、ラーメンにと、なくてはならない存在ですよね。しかし、このキムチが仁川国際空港で大量押収されているという驚きの事実をご存知でしょうか?
キムチが液体扱い?その理由とは
実は、包装されたキムチは、その漬け液が原因で「液体」として扱われ、機内持ち込みが制限されているんです。仁川国際空港だけでなく、世界中の多くの空港で100ミリリットルを超える液体物の持ち込みが禁止されています。キムチは、まさにこの規則に引っかかってしまうんですね。
alt="包装されたキムチ"
昨年、仁川国際空港ではなんと10.7トンものキムチが押収されたとのこと。想像もつかない量ですよね。韓国の伝統的な発酵調味料である「醤(ジャン)」も10.5トン押収されたそうで、旅行者にとっては注意が必要なポイントです。
旅行の際のキムチはどうすれば?
韓国旅行でキムチを買って帰りたい!という方も多いでしょう。機内持ち込みができないとなると、どうすれば良いのでしょうか? 答えは簡単、預け入れ荷物にするだけです。 少しの手間ですが、大切なキムチを無事に持ち帰るためには必須の手順ですね。
韓国の旅行インフルエンサーが注意喚起の動画を投稿したところ、120万回再生を記録したというのも納得です。
押収されたキムチの行方は?
気になるのは、押収された大量のキムチの行方。空港関係者によると、廃棄されるか、地元の福祉施設に寄付されるそうです。美味しく食べられるはずのキムチが廃棄されてしまうのはもったいない気もしますが、食品の安全管理という観点からは仕方のないことなのかもしれません。
韓国当局の厳しいルール
韓国当局は以前にも、大韓航空の長距離路線エコノミークラスでカップ麺の提供を中止しています。理由は「乱気流の増加傾向」による安全上の懸念とのこと。熱湯を使うカップ麺は危険と判断されたようです。
食品の安全に対する意識の高さが伺えますね。
キムチ持ち込みの注意点まとめ
韓国旅行を計画している方は、キムチの持ち込みについて以下の点に注意しましょう。
- 包装されたキムチは液体物として扱われるため、機内持ち込みは基本的に不可。
- 預け入れ荷物として持ち込むようにしましょう。
- 空港の規則は変更される場合もあるので、最新情報を確認しておくことが大切です。
美味しいキムチを無事に持ち帰って、旅の思い出をより一層豊かなものにしてくださいね。