アメリカ司法省、少女の人身売買巡り受刑者を聴取…「トランプ氏の不適切な行為は目撃していない」

トランプ大統領＝ロイター

　【ワシントン＝池田慶太】米司法省は２２日、少女の人身売買取引などで起訴された米実業家ジェフリー・エプスタイン氏（勾留中の２０１９年に死亡）の元交際相手ギレーヌ・マクスウェル受刑者の聴取記録を公表した。マクスウェル受刑者は、エプスタイン氏と親交のあったトランプ大統領について、不適切な行為は目撃していないと証言した。

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　マクスウェル受刑者は、エプスタイン氏が買春をあっせんした著名人の「顧客リスト」を巡る疑惑に関しても、リストは存在しないと述べた。トランプ氏の岩盤支持層の一部は、民主党の大物政治家らが含まれたリストが隠蔽（いんぺい）されていると主張し、開示を求めている。

　政権は７月、リストは存在しないと結論付けたが、トランプ氏が自身の都合の悪い情報を隠しているのではないかといった批判がやまず、受刑者を聴取する異例の対応を取った。