【政界徒然草】「反論できぬ方々」を想う 「不自由展」を鑑賞

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展示が再開されたあいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」=10月11日午後、名古屋市東区の愛知芸術文化センター(代表撮影)

展示が再開されたあいちトリエンナーレの「表現の不自由展・その後」=10月11日午後、名古屋市東区の愛知芸術文化センター(代表撮影)

 野党が文化庁の補助金不交付を「事実上の検閲」と批判した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」のマスコミ向け鑑賞会に参加した。展示を見て感じたのは、社会の分断が一層進むのではないかとの懸念だ。

 台風一過の10月13日の名古屋市は快晴に恵まれた。しかし、到着直後に駅のホームで掻き込んだきしめんを消化する前に「観光気分」は早くも消え去った。名古屋駅前でトリエンナーレに批判的な集団と、彼らを牽制する賛成派とのにらみ合いを目の当たりにしたからだ。「事態は深刻だ」と気を引き締めた。

 芸術祭の企画展「表現の不自由展・その後」の鑑賞会には報道関係者ら約40人が参加した。スタッフからは「しつこいようだが、展示室内は撮影禁止」と重ねて注意を受けた。企画展の趣旨を説明するパネルの撮影も許されず、限られた時間で要点のみを必死に書き写した。 

 検閲を批判する「不自由展」には、表現ぶりが物議を醸した16作家の23作品が展示されていた。

 昭和天皇の肖像を燃やすような場面を含む映像作品もその一つ。バーナーで執拗(しつよう)に火をつけており、昭和天皇に対する強い不満を感じた。個人的には嫌悪感しか覚えなかったが、これも「アート」なのだそうだ。

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