国民民主・橋本議員、制服組の国会答弁要求で安住委員長と激突!文民統制の原則揺るがすか?

衆議院予算委員会で、国民民主党の新人議員、橋本幹彦氏が自衛官の国会答弁を要求し、波紋を広げています。この異例の要求に対し、安住淳委員長は文民統制の観点から厳しく注意、両者の間で激しいやり取りが繰り広げられました。今後の国会運営にどのような影響を与えるのか、注目が集まっています。

若手議員が伝統に挑む!制服組の国会答弁実現なるか?

橋本氏は、複数の現役自衛官(制服組)の予算委員会への出席を求めましたが、理事会で却下されました。戦後、制服組が国会答弁に立った例はなく、文民統制の原則に抵触する可能性があるためです。橋本氏は、この決定に納得がいかず、安住委員長を批判。委員部による情報伝達の不透明さも指摘しました。

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安住委員長、文民統制の重要性を強調!「戦後のルールを否定するのか」

これに対し、安住委員長は、国民民主党を含む理事会での合意事項であることを強調。「戦後長いルールの中で重く積み上げてきたもの」であり、文民統制の観点から制服組の国会答弁は認められないと反論しました。防衛大臣や防衛官僚が防衛省を代表して答弁している現状を尊重すべきだと主張しました。防衛政策研究の第一人者、佐藤教授(仮名)も「自衛隊の最高指揮官は内閣総理大臣であり、文民統制は民主主義国家の根幹をなす重要な原則です」と述べています。

橋本氏の主張と安住委員長の反論、平行線のまま

橋本氏は「制服組を国会に呼べない法的根拠はない」と反論、審議は一時中断する事態に発展しました。安住委員長は橋本氏の発言を「行き過ぎた誹謗中傷」と非難し、「防衛省の組織としての責任を否定するようなことは許されない」と強い口調で警告しました。

橋本議員と安住委員長の激しいやり取り橋本議員と安住委員長の激しいやり取り

元自衛官の新人議員、国会に新風吹き込むか?今後の動向に注目

29歳で元自衛官という異色の経歴を持つ橋本氏。昨年、埼玉13区で自民党候補を破り初当選を果たしました。今回の騒動は、国会に新風を吹き込む可能性もありますが、今後の国会運営に影を落とす可能性も懸念されます。橋本氏の主張の真意、そしてこの問題が今後の安全保障政策にどのような影響を与えるのか、引き続き注目していく必要があります。