日米関税交渉で日本側が米ボーイング社製の航空機100機を購入することで合意したことに関し、日本航空の斎藤祐二副社長は30日の決算発表の記者会見で、「従来通り、ボーイング社や(欧州の)エアバス社から最適な機材を購入していく。計画の前倒しは考えていない」と述べた。これまでに日航は、2026年度以降にボーイング機を50機規模で購入する計画を公表している。
国内航空大手では、ANAホールディングス(HD)も調達計画を変更しない方針を明らかにしている。ANAHDは、30年度に保有する機体数を23年度比15%増の約320機とする計画を公表している。