文化勲章 ご即位の年に感激 狂言師の野村萬さん

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「栗焼」で太郎冠者を演じる野村萬さん=10月下旬、東京都渋谷区の国立能楽堂

「栗焼」で太郎冠者を演じる野村萬さん=10月下旬、東京都渋谷区の国立能楽堂

 狂言師として舞台に立ち続けて約85年、観客を笑わせてきた。「ご即位の年の文化勲章受章は、伝承の芸能をやっている者として、感謝感激です」と語った。

 来年1月で90歳。10月下旬には東京・国立能楽堂で「栗焼」を披露、太郎冠者を軽やかに演じた。「この年齢でも舞台をつとめさせていただけている。この体を授けてくれた両親に感謝しなければ」

 父(六世野村万蔵)から跡継ぎとして厳しく指導され、明るく素朴なおかしみを追究してきた。芸をつなぎ、今や次男や孫も活躍。自身も「老後の初心を発見しつつ、老い木に味わいのある花を、舞台で咲かせていきたい」と意欲的だ。

 15年前に44歳で早世した長男の五世万之丞さんのことが頭に浮かぶ。「長男は浩宮さま(現天皇陛下)と同級生でした。父の心、亡くなった息子の心を持って皇居(の親授式)にうかがいたい」

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