石丸伸二氏、都知事選の裏で高額キャンセル料の謎 〜97万円の真相に迫る〜

2022年の東京都知事選で小池百合子氏に次ぐ2位という旋風を巻き起こした石丸伸二氏。ネットを駆使した「SNS選挙」の先駆けとして注目を集めた同氏ですが、その選挙活動の裏で、100万円近い高額なキャンセル料が支払われていたことが明らかになりました。一体何が起きたのでしょうか? 本記事では、その真相に迫ります。

選挙運動費用収支報告書の不可解な支出

石丸氏の選挙運動費用収支報告書には、不可解な支出が記載されていました。それは、ライブ配信機材のキャンセル料として、なんと97万7350円という高額な金額が計上されていたのです。この金額は、キャンセル料としては異例の高額であり、疑問を抱かざるを得ません。支出先は、東京都内のライブ配信専門業者K社でした。

石丸伸二氏石丸伸二氏

キャンセル料の真相

この高額なキャンセル料の背景には、一体何があったのでしょうか? 関係者への取材によると、当初は決起集会のライブ配信を外部業者に発注する予定だったものの、陣営内部で買収の懸念が浮上したためキャンセルしたとのこと。しかし、キャンセル料として当初の見積もり全額をK社に支払うことになったというのです。

K社との不可解な関係

驚くべきことに、決起集会の当日、実際に配信を担当したのはK社の社長とK社が集めたスタッフでした。機材もK社が用意したとのこと。キャンセルしたはずのK社が、なぜ当日配信を担当していたのでしょうか? この点からも、K社と石丸陣営との間に、何らかの特別な関係があったのではないかと推測されます。

政治資金規正法違反の疑い

この一件は、政治資金規正法違反の疑いも指摘されています。専門家の中には、「キャンセル料という名目で実質的にK社に利益供与した可能性がある」と指摘する声も上がっています。例えば、政治資金に詳しいA大学B教授は、「このような高額なキャンセル料は、実質的なサービス提供に対する対価と見なされる可能性があり、政治資金規正法違反に該当する可能性も否定できません」とコメントしています。

SNS選挙の裏側

石丸氏は「SNS選挙」の先駆者として注目を集めましたが、今回の件は、その裏側に潜むリスクを浮き彫りにしました。ネット選挙は透明性が高い一方で、不正が行われやすいという側面も持ち合わせています。今回の件は、今後のネット選挙のあり方を考える上で重要な事例となるでしょう。

今後の展開

石丸氏は、週刊文春の報道に対し、「選挙運動で不備があったのは事実」と認めています。今後の捜査の進展によっては、さらなる真相が明らかになる可能性もあります。jp24h.comでは、引き続きこの件について注目し、最新情報をお届けしていきます。