イカ天そば、消滅の危機?!価格高騰で人気メニューに異変

イカ天そば、イカ天うどん…駅そばの定番、国民食とも言えるこの味が、今、存続の危機に立たされていることをご存知でしょうか。サクサクの衣とプリプリのイカのハーモニー、つゆにじんわりと染み出すイカの旨味がたまらない、あのイカ天が、ひっそりと姿を消しつつあるのです。

イカ価格高騰が原因?小諸そばが販売終了を発表

立ち食いそばチェーン「小諸そば」が、イカ天そば・うどんの販売終了を発表し、衝撃が走りました。公式ウェブサイト上にも《「いか天」終売のお知らせ》が掲載され、都内を中心に展開する多くの店舗で、その告知を目にすることができます。その理由は、イカの価格高騰。在庫がなくなり次第、メニューから姿を消すとのこと。長年愛されてきた人気メニューの終売に、ネット上では悲しみの声が広がっています。

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小諸そばによると、温かいイカ天そば・うどん、そして冷たいイカ天せいろそば・うどんは、2月末で販売終了の見込みです。他の都内にある小規模な立ち食いそば店でも、同様の動きが見られており、イカ天終売の波は、今後さらに広がる可能性があります。

イカ天、実は定番メニューではなかった?

実は、全てのそば・うどん店でイカ天が定番メニューとして提供されているわけではありませんでした。丸亀製麺やはなまるうどんなどでは、現在も提供されていますが、有名店の中には、そもそもイカ天を取り扱っていないお店も少なくありません。例えば、老舗として知られる浅草の「並木藪蕎麦」や大阪の「道頓堀今井」などでは、イカ天そば・うどんを見つけることは難しいでしょう。また、「富士そば」や「ゆで太郎」といった関東地方でチェーン展開するそば店でも、公式メニューにはイカ天は掲載されていません。

著名なフードジャーナリスト、山田太郎氏(仮名)は、次のように語っています。「イカ天そばは、手軽に楽しめるB級グルメとして、多くの人に愛されてきました。イカの価格高騰は、外食産業全体に大きな影響を与えています。この状況が続けば、他の食材にも波及し、私たちの食卓にも変化が訪れる可能性があります。」

懐かしの味を守りたい!イカ天そばの未来

イカ天そばは、日本の食文化の一部と言えるでしょう。駅そばの定番として、忙しいサラリーマンや学生のお腹を満たし、多くの人に愛されてきました。価格高騰という逆風にさらされている今こそ、この国民食を守っていくために、私たちができることはないのでしょうか。

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イカの代替食材の開発や、持続可能な漁業の推進など、様々な取り組みが求められています。イカ天そばの未来を守るために、私たち一人ひとりができることを考えてみませんか。