「ずっと子どもが欲しかった」ノンフィクションの内田さんが語る今の心境、婚活の末にたどり着いた心から幸せを感じる瞬間


【写真】結婚相談所のアドバイスで25キロの減量などに成功した内田さんのビフォーアフター

 東京都区内で工務店の営業部課長を務める内田克美さんは、現在56歳。昨年9月に47歳の女性と再婚し幸せな生活を送るが、そこへ至るまで苦しい道のりを歩んできた。大きな悩みの要因が、子どもができなかったことである。

 内田さんは長年、子どもが欲しいと願ってきた。

 「魚釣りが趣味なので、どうやったら魚が釣れるのか、命をいただくことにどういう意味があるのか教えることができる。自分と母親の遺伝子を持った子どもは、どんな顔でどんな性格なのか出会うのが楽しみ」

 内田さんは工務店を営む両親と祖母のもと、4人きょうだいの3人目として育った。主に家事を担う祖母から料理を教わったこともあり、妻だけに家事を負わせるのはおかしい、と考えている。

■切実に「子どもが欲しい」と思った理由

 内田さんが切実に子どもを求めてきたのは若い頃、会社の専務が亡くなって火葬場に行った折、たった1人で骨を拾う人を見て衝撃を受けたことも大きい。以来、内田さんは「自分が死んだときに、誰が骨を拾ってくれるかわからないというのは嫌だ」と思っていた。



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