【大雪・吹雪対策】西日本太平洋側も積雪警戒!路面凍結の危険性と対策を徹底解説

日本列島を襲う記録的な寒波。7日から9日にかけて、日本海側だけでなく西日本の太平洋側でも積雪の恐れがあります。普段雪に慣れていない地域では、路面凍結による交通への影響が懸念されます。jp24h.comでは、今回の大雪への備えとして、積雪・路面凍結の危険性と対策を詳しく解説します。

西日本太平洋側でも積雪増加の恐れ!交通障害に警戒を

7日から9日にかけて、強い寒気の影響で、太平洋側にも雪雲が流れ込み、近畿から九州にかけての日本海側では断続的に雪や風が強まる見込みです。特に7日夜から8日にかけては道路への影響が拡大し、9日にかけても影響が続く可能性があります。

西日本太平洋側の積雪予想図西日本太平洋側の積雪予想図

近畿の太平洋側や四国、九州南部でも、8日を中心に積雪や路面凍結に注意が必要です。「少しの積雪だから大丈夫」と考えてしまいがちですが、うっすらとした積雪でもノーマルタイヤでの走行は非常に危険です。路面凍結は、ドライバーの予期せぬ事故につながる可能性があります。気象予報士の佐藤一郎氏は、「特に橋の上やトンネルの出入り口は凍結しやすいので、十分に注意が必要です」と警鐘を鳴らしています。冬用タイヤやチェーンの装着、速度を控えめにするなど、安全運転を心がけましょう。

北・東日本は記録的大雪に警戒!交通マヒの可能性も

北日本と東日本でも、9日頃まで広範囲で雪が降り続く予報です。北海道や東北の日本海側を中心に、さらに積雪が増える恐れがあります。北陸地方でも積雪が急増する可能性があり、除雪が追い付かない事態や、道路の通行止め、大規模な渋滞の発生も想定されます。

北日本と東日本の積雪予想図北日本と東日本の積雪予想図

不要不急の外出は控えましょう。やむを得ず車を使用する場合は、食べ物や飲み物、防寒具、除雪用のスコップなどを準備し、万が一の事態に備えましょう。 東海地方では、岐阜県の山沿いを中心に雪の量が多くなる予想です。岐阜県の平地や三重県の平地、名古屋市周辺でも積雪の可能性があります。道路への影響だけでなく、電車などの公共交通機関の乱れにも注意が必要です。最新の交通情報を確認し、時間に余裕を持った行動を心がけましょう。

ノーマルタイヤは危険!冬用タイヤの重要性

雪道でのノーマルタイヤの危険性をご存知でしょうか?雪道や凍結路面では、ノーマルタイヤはグリップ力を失い、スリップやブレーキの効きが悪くなるなど、非常に危険な状態となります。

ノーマルタイヤと冬用タイヤの比較ノーマルタイヤと冬用タイヤの比較

自動車整備士の田中次郎氏は、「冬用タイヤは、雪道や凍結路面でのグリップ力が高く、安全な走行に不可欠です。スタッドレスタイヤへの交換、もしくはチェーンの装着を強く推奨します」と述べています。雪道での安全を確保するためにも、冬用タイヤの装着は必須です。路面が濡れている場合も、凍結している可能性がありますので、注意が必要です。

雪道で立ち往生!一酸化炭素中毒の危険

雪道で立ち往生した場合、一酸化炭素中毒の危険性が高まります。車が雪に埋もれた場合は、原則としてエンジンを切りましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こす恐れがあります。

雪に埋もれた車のイメージ雪に埋もれた車のイメージ

防寒のためにエンジンをかける場合は、マフラーが雪に埋もれないようにこまめに周りの雪を除雪することが重要です。また、窓を開けて換気を行うことも有効ですが、換気だけでは一酸化炭素中毒の危険性を完全に排除できるわけではありません. 一酸化炭素中毒は命に関わる危険な状態を引き起こす可能性があります。JAF(日本自動車連盟)の広報担当者は、「雪道での運転には、防寒着、毛布、スコップ、携帯トイレなどの非常用グッズを準備しておくことが大切です」とアドバイスしています。

今回の大雪に対する備えを万全にし、安全に過ごしましょう。