東北で記録的大雨 河川氾濫も 人気観光スポット「奥入瀬渓流」は濁流に


河川が氾濫 一時26人が取り残される

 気象庁は20日、青森・秋田・岩手の3県で線状降水帯が発生する恐れがあると発表しました。住民を恐怖に陥れたのは、雷だけではありません。

 秋田県仙北市を流れる桧木内川は午前8時半ごろに氾濫。流木が道路を塞ぎ、13世帯26人が一時取り残されました。

 激しく流れる濁流。駅周辺の線路ギリギリまで水が押し寄せました。

 変わり果てた町の様子に、ぼう然と立ち尽くす人々。濁流に建物が流されていきます。

 桧木内川が氾濫した影響で、一部地域の185世帯378人に警戒レベル5の「緊急安全確保」が発令されました。

避難した人
「家はそんなに怖くなかったけど、田んぼの流れがすごくて」

 被害の大きい仙北市に対し、秋田県は災害救助法の適用を決めました。

青森の人気観光スポットも濁流に

 青森県十和田市の奥入瀬渓流。美しい自然と澄み渡る渓流が人気の観光スポットですが、20日は一晩で茶色い濁流となってしまいました。

奥入瀬屋オーナー
「すごい怖かったですね。倒木とか木とか川の中を流れているのが見えたので。そういうのも普段はないので、危ないなという感じですね」

 別の場所では浸水被害もありました。

 滝のように打ちつける強い雨。大浴場や厨房(ちゅうぼう)にも水が流れ込みました。

十和田湖畔 桜楽
鳥谷部純一支配人
「バケツをひっくり返したような強い雨が塊のような雨が降ってきた。正直にちょっと恐怖に近いような感覚はありました」

 秋田新幹線は、秋田-盛岡の上下線で21日も始発から運転が見合わせとなるなど、大雨の影響は昼ごろまで続きそうです。

(「グッド!モーニング」2025年8月21日放送分より)

テレビ朝日



Source link