東京都渋谷区の繁華街で女性を風俗店に紹介するスカウト行為の見返りに暴力団員にみかじめ料を支払ったとして、警視庁は21日までに、東京都暴力団排除条例違反の疑いで、国内最大級スカウトグループ「ナチュラル」幹部の佐藤雄己容疑者(32)とメンバーの斎藤佑之介容疑者(29)を逮捕した。
みかじめ料を受け取ったとの同条例違反の疑いで特定抗争指定暴力団山口組系組幹部の忽滑谷翔一容疑者(39)も逮捕した。
警視庁によると、ナチュラルは約1500人が所属。新宿・歌舞伎町を中心に全国の繁華街であっせんをしており、2022年に風俗店から得た報酬は約45億円だったとみられる。