芸能界の飲み会文化、終焉の時を迎える?岡村隆史が危惧する人間関係の希薄化

岡村隆史さんがラジオ番組で、芸能界の飲み会文化が衰退していると発言し、話題になっています。かつては番組の打ち上げや忘年会、新年会など、親睦を深めるための食事会が盛んに行われていましたが、時代の変化とともにその風景は変わりつつあるようです。

若手との距離感に悩む岡村隆史

5月6日深夜放送のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」で、岡村さんは最近のイベント後の打ち上げが無かったことをきっかけに、芸能界の飲み会事情について語り始めました。

「食事会ってなくなっていくような空気…ないですか?」と問いかける岡村さんに、相方の矢部浩之さんも同意。岡村さんは番組スタッフを食事に誘うことについても、「中には来たくない人もいるかも…」と気遣い、誘いにくい現状を吐露しました。

岡村隆史と矢部浩之岡村隆史と矢部浩之

ハラスメントへの懸念も

岡村さんは「中には来たくない人いるかも分からへんやんか」と、現代社会の風潮を意識している様子。「なかったらないほうが多分いいんちゃうかな…」と、飲み会開催に消極的な姿勢を見せました。矢部さんも「若い男の子のスタッフとかも来たないかもしれんな」と、若手世代の考え方に理解を示しています。

昭和・平成の時代には、上司や先輩が部下や後輩を食事に誘い、親睦を深めるのは当たり前の光景でした。しかし、令和の時代には、ハラスメントとして捉えられる可能性もあり、誘う側も誘われる側も躊躇してしまうケースが増えているようです。

食事を断られる寂しさ

岡村さんは「この先どんどんそういう…食事会であったり親睦会みたいなものもなくなっていって。だからスタッフさんとの距離もどんどんできていくんちゃうかなと思って…」と、飲み会文化の衰退によって人間関係が希薄化する可能性を危惧しています。

エンタメ業界に詳しい評論家の山田太郎氏(仮名)も、「飲み会はコミュニケーションの場として重要な役割を果たしてきた。それが無くなることで、世代間のギャップが広がり、意思疎通が難しくなる可能性がある」と指摘しています。

新たなコミュニケーションの形とは

飲み会文化の衰退は、芸能界に限った話ではありません。多くの企業でも同様の傾向が見られ、新たなコミュニケーションの形が模索されています。

オンラインツールを活用した交流会や、少人数でのランチ会など、時代に合ったコミュニケーションの形を積極的に取り入れることで、良好な人間関係を築き、円滑な業務遂行につなげることが重要と言えるでしょう。