韓米FTA・狂牛病はスルーされて代償支払い
嘘をつく団体・人物は永久追放すべき
最近、我々の社会を見れば品格が無さすぎる。分裂した国民の間に暴言と嘘が飛び交い、インターネットでは下品な言葉で埋め尽くされている。自分と考えが異なる者に対する無差別攻撃は、社会の多様性を容認しない。いわゆる社会指導層の人々の※ネロナムブル(ダブルスタンダード)と言動不一致は、常識レベルを越えた。光化門(クァンファムン)通り距離は常に騒がしく、国民が感じる疲労感はMAXファイヤーである。我々の社会がこのような醜い姿を見せるのは、ここ数十年間で初めてのことだと思う。 ※ネロナムブル(自分がすればロマンス、他人がすれば不倫の略語)
国外での国格(国家の品格)も尋常ではない。 周辺国で嫌韓論が出回り、THAAD報復、輸出規制、軍用機の領空侵犯、記者団暴行、防衛費分担金引き上げなど、振り回され方が酷くなっている。我々が誠意を尽くす北韓(北朝鮮)からは『茹でた牛の頭』のような毒舌に加え、非常識なサッカー試合、我が国の観光施設が「見るだけで気持ちが悪い」と言われるほど無視されている。
一途に日本に対しては堂々と対立しているが、これもまた正常ではない。経済戦争を宣言して二度と負けないと声を高めたが、すぐさま曹国(チョ・グク)事態で国が内輪もめに陥った。壬辰倭乱(文禄慶長の役)の時もこんな感じだったのだろうか?。日本の人々の目にも本当に滑稽に映ったようである。
わずか数年前、MB(李明博)政権時代に世界金融危機を最も見事に克服して、G20首脳会議、核安保首脳会議の開催、ドイツと競争して平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックを誘致、グリーン成長で世界の賛辞を受けた国がどうしてこうなったのだろうか。
おそらく最大の要因は政治力の不在にあると思う。かつては相手がいくら憎くても、いわゆる襟度というものがあって品位を維持していたが、今は消えた。元大統領、大法院(最高裁)長官、国情院長、軍の将軍、グローバル企業のトップが次々と拘束されるのは、過去のアフリカでも見られなかった姿である。5年ごとに政策が変わり、任期後の政権がどうなるか分からない国を誰が尊重するだろうか。政界が『誰が誰がお上手か』の’競争ではなく、相手を殺して政権を取ろうとしたせいで結局、国がこのようになった。
二つ目は国家公権力が権威と信頼を失った。市民団体が腕章をつけた公務員に対し、まるで犯罪集団かのように罵倒した時から予見されていたことである。近年では青瓦台(大統領府)と与党が検察を攻撃して、デモ隊が検察と司法部に圧力をかけ、検察と警察が争う奇妙なことまで起きている。機関の長が政権の顔色を見れば、今度は労組が警察を攻撃して役所を占拠しても、左派団体が米国大使官邸に乱入しても平気な世の中になった。
三つ目は社会に善悪を判断する機能が消えた。メディアや司法部まで政治に染まった結果である。メディアは公共放送ですら国民の信頼を失い、受信料の(支払い)拒否まで議論されているため、これ以上は言うまでもない。最終的にはYouTubeが代案として浮上している。これまで山のような重みで社会を守ってきた司法部も、信頼を失うのは同じである。今、司法部を社会正義の最後の砦と考えている人がどれ程いるのだろうか。知識と所信はあるかも知れないが、知恵と経綸は見当たらない。
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