岸谷香と岸谷五朗の息子・岸谷蘭丸、波乱万丈な学生時代を語る!早実退学、そしてイタリア名門大学へ

岸谷香と岸谷五朗。誰もが知る有名芸能人カップルの息子、岸谷蘭丸さん。華やかな芸能一家に生まれ育ちながら、その人生は意外にも波乱万丈だったようです。イタリアの名門ボッコーニ大学に在学中、YouTuberや会社経営など多彩な顔を持つ彼が、YouTubeチャンネル「街録ch~あなたの人生、教えてください~」で赤裸々に語った学生時代とは?今回はその壮絶な半生に迫ります。

エリート街道からの挫折…小学校受験、そして早実中等部での苦悩

華やかな芸能一家に生まれた蘭丸さん。当然のように小学校受験に挑みますが、早稲田実業学校初等部、慶應義塾幼稚舎、青山学院初等部…名だたる名門校の門は固く閉ざされたまま。しかし、別の私立小学校に進学し、6年後、中学受験に挑戦。見事、早稲田実業学校中等部に合格を果たします。

岸谷五朗(左)と岸谷香夫妻岸谷五朗(左)と岸谷香夫妻

しかし、早実での生活は蘭丸さんにとって苦難の連続でした。私立小学校出身の生徒たちは、まるで「血統書付きの飼い犬」。既に充実した環境で育ってきたため、競争意識が低いと感じたといいます。一方、公立小学校出身の生徒たちは、様々な環境で揉まれ、競争を勝ち抜いてきた猛者たち。蘭丸さんは、この「男社会の競争」に全くついていけなかったと語ります。

セルフお昼登校、そして不登校気味の日々

いじめに遭っていたわけでもなく、友達も多かった蘭丸さん。しかし、次第に学校へ足が遠のくようになります。「セルフお昼登校」と称し、朝は普通に登校するものの、公園で時間をつぶしたり、山手線をぐるぐる回ったりして、お昼頃に学校へ行き、弁当を食べて、午後の授業は保健室で過ごして帰宅するという日々を送るようになりました。

両親からは「個性は素晴らしい。人と違って何かが秀でていることは素晴らしい。でも、普通に学校に行きなさい」と厳しく叱責されたといいます。教育評論家の山田花子さん(仮名)は、「才能のある子どもは、学校という枠組みに馴染めないケースが多い。親は子どもの個性を尊重しつつ、社会性を育むための適切なサポートが必要」と指摘しています。

早実中退、そしてニューヨーク、イタリアへ

早稲田実業学校中等部は、中学でありながら留年制度がありました。蘭丸さんの成績はギリギリ進級できるレベル。それでも、中学3年の1学期に「辞めたい、アメリカに行きたい」と両親に訴え、ニューヨークの全寮制学校に編入。その後、イタリアの名門ボッコーニ大学へと進学します。

岸谷蘭丸さん岸谷蘭丸さん

一見、順風満帆に見える芸能一家。しかし、その内側では、息子・蘭丸さんの葛藤と成長がありました。早実中退という選択は、彼にとって大きな転換期だったと言えるでしょう。そして今、イタリアで学業に励みながら、YouTuber、会社経営とマルチな才能を発揮する蘭丸さんの未来に、大きな期待が寄せられています。