SNSでダイエット情報を発信し、総フォロワー数210万人を誇るインフルエンサーのたたさん(35歳)。実は彼自身もゲイであり、LGBTQ当事者としての思いを積極的に発信しています。かつては「将来像を描けない」苦しみを抱え、誹謗中傷を受けることもあったたたさん。彼が発信を続ける理由、そして彼が考える「この国のゲイが生きづらい理由」とは?新宿二丁目との複雑な関係、7年ぶりの再会、そして新たな挑戦…たたさんの胸の内を深く掘り下げていきます。
新宿二丁目との葛藤と7年ぶりの再会
ダイエット情報の発信に加え、最近はLGBTQ当事者へのインタビュー動画も精力的に行っているたたさん。ゲイであることは以前から公言していましたが、あるきっかけでLGBTQを取り巻く状況について、より深く発信したいと考えるようになったと言います。しかし、新宿二丁目には長らく近づかないようにしていた時期があったそうです。
たたさんインタビュー風景
その理由を尋ねると、二丁目にはLGBTQ当事者として発信することに複雑な感情を抱く人々もいる、とたたさんは語ります。自身は身バレを恐れ、ひっそりと生きているのに、なぜたたさんは表立って発信するのか、と反感を持つ人もいるというのです。
たたさん自身、発信を始めた当初の動機は「自分と同じようなゲイ、特に二丁目にいるような人たちの居場所を作りたい」という思いだったそうです。しかし、二丁目で「嫌われている」と感じ、コミュニティに近づくことを避けていた時期もあったとのこと。
そんな中、友人の誘いをきっかけに7年ぶりに二丁目を訪れる機会が訪れます。そこでかつての仲間たちと再会し、楽しい時間を過ごしたたたさん。勇気を出してインフルエンサーとしての活動を打ち明けると、「知ってたよ。頑張ってるなと思ってた」と温かい言葉をかけてもらったそうです。この再会がきっかけで、LGBTQ当事者へのインタビュー動画制作が始まりました。「嫌われている」と思っていただけに、この出来事は大きな喜びだったと振り返ります。
なぜ「二丁目にいる子の居場所を作りたい」のか?
たたさんが「二丁目にいる子の居場所を作りたい」と強く思うようになった背景には、どのような経験があったのでしょうか?
(後編に続く)
LGBTQを取り巻く課題とたたさんの挑戦
新宿二丁目のコミュニティとの複雑な関係、そして7年ぶりの再会。たたさんの経験は、LGBTQを取り巻く様々な課題を浮き彫りにしています。
日本のLGBTQを取り巻く現状について、著名な社会学者である山田教授(仮名)は、「社会全体の理解不足や偏見が、当事者たちの生きづらさにつながっている」と指摘します。「たたさんのようなインフルエンサーによる発信は、社会の意識変革を促す上で重要な役割を担っている」とも語っています。
たたさんのインタビュー動画は、当事者たちのリアルな声を届ける貴重なプラットフォームとなっています。多様な生き方や考え方を発信することで、LGBTQへの理解を深め、よりインクルーシブな社会の実現に貢献したい、とたたさんは語ります。今後の更なる活躍に期待が高まります。