【ワシントン共同】米国のライト・エネルギー長官は17日、温室効果ガスの排出を2050年に実質ゼロにする各国の目標について「邪悪な目標だ」と述べた。ロンドンで開かれた国際会議でオンライン演説した。ロイター通信が伝えた。日本も50年の実質ゼロを目指している。
バイデン前政権は50年までの実質ゼロ達成に向け、クリーンエネルギーや電気自動車(EV)に補助金を出して普及を進めた。だがトランプ大統領は温暖化対策に後ろ向きで、国際枠組み「パリ協定」からの離脱を表明している。
ライト氏は石油や天然ガスの採掘会社の創業者。化石燃料の生産を「邪魔しないこと」が政権での自身の最優先事項だとも述べた。