北朝鮮、昨年1~9月で400億円相当の石炭輸出 大半は中国の港へ 国連パネル報告 

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 北朝鮮の核・ミサイル開発に関する国連安全保障理事会の公開会合=2019年12月11日、米ニューヨークの国連本部(共同)

 北朝鮮の核・ミサイル開発に関する国連安全保障理事会の公開会合=2019年12月11日、米ニューヨークの国連本部(共同)

 【ニューヨーク=上塚真由】国連安全保障理事会で北朝鮮への制裁決議の履行状況を監視する専門家パネルが3月に公表する年次報告書で、北朝鮮が2019年も洋上で積み荷を移し替える「瀬取り」の手法で不正に石炭を輸出し、中国の港に運搬していると指摘していることが分かった。

 ロイター通信が10日伝えたところによると、報告書は北朝鮮が制裁逃れを続けた実態を明らかにする。安保理決議で全面禁止された石炭輸出で、北朝鮮は19年1~8月に370万トン、推定3億7千万ドル(約400億円)相当の石炭を輸出したという。

 加盟国からの情報として、このうち推定280万トンの石炭は、瀬取りの手法で、北朝鮮籍の船舶から中国の「はしけ船」に移されたことが判明。はしけ船は杭州湾の3つの港や長江沿いの複数の施設に石炭を運搬したとみられる。

 また、安保理決議では土石類の輸出も禁止しているが、北朝鮮は少なくとも1千万トン、推定2200万ドル(約24億円)相当の砂を中国の港に輸出した。北朝鮮は石油精製品についても、瀬取りで年間上限量の50万バレルを超えて不正に輸入していると指摘している。

 報告書は、北朝鮮の違法な核・ミサイル活動について「2019年も活動を停止せず、強化し続けて安保理決議に違反している」と警鐘を鳴らした。

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