石破首相、トランプ大統領との初会談を乗り切る!日米関係の行方は?

日米の未来を担う両首脳、石破茂首相とドナルド・トランプ大統領の初会談が2月7日に行われました。果たして会談は成功だったのか?今後の日米関係はどうなるのか?様々な憶測が飛び交う中、jp24h.comが徹底解説します。

安倍元首相の遺産が鍵を握る

初顔合わせとなった今回の会談。石破首相は緊張した面持ちで臨んだとされていますが、結果としては大きな波乱もなく終了しました。その背景には、故・安倍晋三元首相が築き上げた日米関係、いわば「安倍遺産」の存在が大きかったと言われています。

石破茂首相とドナルド・トランプ大統領の会談石破茂首相とドナルド・トランプ大統領の会談

政治ジャーナリストの青山和弘氏は、「今回の会談の最重要課題は、不測の事態を起こさないこと、つまり日米関係にヒビを入れないことだった。その点においては、及第点と言えるだろう」と分析しています。 外務省を中心とした綿密な準備、そして安倍元首相が築き上げたトランプ大統領との個人的な信頼関係が、石破首相を支えたと言えるでしょう。

昭恵夫人の尽力と石破首相の葛藤

実は、今回の会談実現の裏には、安倍昭恵夫人の尽力があったと報じられています。昨年12月、トランプ氏の私邸で開かれた夕食会に昭恵夫人が招かれた際、トランプ氏から石破首相との会談について相談を受け、「ぜひ会ってほしい」と答えたとのこと。このことが、早期会談実現への大きな後押しとなったようです。

しかし、会談の日程が決まった後も、石破首相は必ずしも乗り気ではなかったという話も聞こえてきます。日米の「対等な関係」を主張してきた石破首相にとって、トランプ大統領との会談は、自身の発言がアメリカ側に筒抜けになっていることを改めて意識させられる、緊張の場だったのかもしれません。

石破茂首相石破茂首相

官邸関係者によると、「石破さんは会談を楽しみにしてる様子はなく、むしろ“行きたくない”と感じているようだった」とのこと。日米関係の未来を真剣に考えるからこその葛藤が、石破首相の胸中にあったのかもしれません。

今後の日米関係

今回の会談は、表面上は大きな成果もなく、波風も立たずに終わったと言えるでしょう。しかし、その裏側には様々な思惑や駆け引きがあったことは想像に難くありません。今後の日米関係は、石破首相の手腕にかかっていると言えるでしょう。国際政治アナリストの佐藤一郎氏は、「石破首相は、安倍外交の遺産を活かしつつ、自身の理想とする日米関係を構築していく必要がある。それは容易な道ではないだろうが、日本にとって極めて重要な課題だ」と指摘しています。 jp24h.comでは、引き続き日米関係の動向を注視していきます。