参院選東京選挙区 再生の道・吉田綾氏の挑戦と当落予測

7月20日に投開票を迎える参院選において、初めて国政選挙に挑む政治団体が石丸伸二氏率いる「再生の道」です。前哨戦となった東京都議会議員選挙(6月22日投開票)では、42人の候補者を擁立しながら議席獲得には至りませんでした。この結果を踏まえ、「再生の道」は参院選での雪辱を期し、東京選挙区に1人、比例代表区に9人の候補者を擁立、合計10人の候補者で選挙戦に臨んでいます。

再生の道が東京選挙区に擁立したのは、吉田綾氏です。吉田氏は、日本貿易振興機構(JETRO)や在ロシア日本国大使館での勤務経験を持つ国際畑出身の女性候補者として注目を集めています。

東京選挙区の挑戦

参院選の東京選挙区は、各政党が有力候補を擁立する全国有数の激戦区として知られています。特に今回の選挙戦では、立憲民主党の現職・塩村文夏氏や共産党の現職・吉良佳子氏、国民民主党の新人であり元NHKアナウンサーの牛田茉友氏、さらには無所属で出馬する山尾志桜里氏など、多数の女性候補者がしのぎを削る構図となっています。このような厳しい選挙環境の中で、吉田綾氏が「再生の道」の旗を掲げ、どのように戦うかが注目されています。

吉田氏への直撃

6月29日、東京都豊島区の池袋で行われた石丸伸二氏との合同街頭演説を終えた吉田綾氏に対し、東京都議選での結果に関する問いかけがなされました。

参院選向け街頭演説を行う再生の道代表 石丸伸二氏参院選向け街頭演説を行う再生の道代表 石丸伸二氏

都議選での結果について問われた吉田氏は、「都議選とは全く違うので、次は国政なので、それに向けて全力を尽くします」と、気持ちを切り替えて参院選に臨む姿勢を強調しました。また、もし落選した場合の今後のことについて尋ねられると、「今後のことは考えてないです(笑)。落選する気もないです」と述べ、当選への強い意欲を示しました。

当落予測とその衝撃

「週刊文春」は今回、政治広報システム研究所代表の久保田正志氏との協力を得て、最新の情勢分析に基づいた参院選全選挙区の当落予測を実施しました。この予測の中で示された吉田綾氏の「当落予測」は、関係者の間で驚きを持って受け止められているとのことです。

現在配信されている「週刊文春 電子版」では、吉田綾氏の当落予測の詳細に加え、「再生の道」が比例代表区で獲得する議席数の予測、そして全国45選挙区の当落予測リストの全てを読むことができます。参院選の行方を知る上で、これらの予測情報は重要な参考資料となるでしょう。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年7月10日号

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