二階俊博元自民党幹事長の三男、二階伸康氏が夏の参議院選挙に和歌山選挙区から出馬を表明しました。しかし、過去の不倫スキャンダルや衆議院選挙での落選など、前途は多難。地元からの厳しい視線の中、果たして「二階王国」再建はなるのでしょうか?
疑惑の不倫問題と釈明
週刊ポストが報じた伸康氏の不倫スキャンダルは、地元・和歌山に大きな衝撃を与えました。30代の銀座のバーオーナーママとの交際、広島への旅行、そして選挙期間中の和歌山での密会など、詳細な報道に地元支援者からも落胆の声が上がっています。
二階伸康氏とA子さん
伸康氏は後援会や記者会見で謝罪と釈明を行いましたが、「元妻とは正式に別れた」「生活のサポートをお願いせざるを得ない状況だった」といった説明に、地元からは疑問の声も。離婚の時期や経緯が明確でないこと、また「反省している」という発言にもかかわらず、具体的な行動が見られないことなどが、不信感を募らせているようです。
地元の声は冷ややか
地元市議や後援会関係者からは、伸康氏に対する厳しい意見が聞かれます。落選や不倫スキャンダル後も、反省の色が見られない態度や、国会議員や県議と同じ席に座る姿に、地元住民は失望を隠せない様子。特に、選挙活動で伸康氏を支援した女性陣からは、「裏切られた」という怒りの声も上がっています。
「選挙後、お詫びの言葉が聞けると思っていたが、一言もなかった」
「落選も不祥事も全く意に介していない様子」
これらの声は、伸康氏の政治家としての資質を問うものであり、今後の選挙活動に大きな影を落とすことは避けられないでしょう。政治評論家の山田一郎氏(仮名)は、「有権者の信頼回復なくして、選挙での勝利は難しい」と指摘しています。
参院選への道は険しく
自民党和歌山県連は伸康氏の擁立を決定しましたが、これは苦肉の策との見方も。衆議院選挙での惨敗を受け、和歌山での二階家の影響力を維持するために、参議院選挙への鞍替えを図ったとされています。
しかし、厳しい地元の視線、不倫スキャンダルの影響、そして有権者の不信感など、伸康氏を取り巻く状況は厳しいもの。政治アナリストの佐藤花子氏(仮名)は、「伸康氏にとって、今回の参院選はまさに正念場。有権者の信頼を回復できるかどうかが、勝敗の鍵を握る」と分析しています。
果たして、伸康氏はこれらの逆風を乗り越え、参議院議員の座を獲得できるのでしょうか?今後の動向に注目が集まります。