韓国でハイブリッド車の人気が急上昇しています。国産車、輸入車問わず、燃費効率の良いハイブリッドモデルへの需要が高まり、自動車メーカー各社も新型車を続々と投入しています。今回は、韓国におけるハイブリッド車市場の現状と今後の展望について、jp24h.comが詳しく解説します。
韓国のハイブリッド車市場:驚異的な成長を遂げる
韓国自動車モビリティ産業協会(KAMA)のデータによると、2022年の韓国国内における国産車の販売台数において、ハイブリッド車の比率が初めて25%を超えました。さらに、韓国輸入自動車協会(KAIDA)の統計では、2023年1月の輸入車販売台数において、ハイブリッド車が全体の75.84%という驚異的なシェアを記録しています。
alt_text
この背景には、高騰するガソリン価格への対応策として、燃費の良いハイブリッド車が注目されていることが挙げられます。例えば、現代自動車が2023年1月に発売した新型「The all-new PALISADE」では、事前予約の70%がハイブリッドモデルに集中したという事実が、消費者の燃費重視の傾向を如実に示しています。
輸入車メーカーもハイブリッドモデルを強化
こうした市場の動向を受け、輸入車メーカーもハイブリッドモデルのラインナップを強化しています。ステランティス・コリアは、プジョーブランドにおいて、2023年に発売する全車種をマイルドハイブリッド(MHEV)パワートレイン搭載モデルとする計画を発表しました。308、408、ニュー3008が全てMHEVとして登場するのは初めてのことです。
メルセデス・ベンツもプラグインハイブリッド(PHEV)モデル「メルセデス-AMG E53 ハイブリッド 4MATIC+」を発売。最大66kmのEV走行が可能で、環境性能の高さをアピールしています。また、レクサスコリアもフラッグシップSUV「LX700h」をハイブリッド専用パワートレインで投入するなど、高級車ブランドも電動化戦略を加速させています。
現代自動車もハイブリッドモデルに注力
現代自動車も「The all-new PALISADE」のハイブリッドモデルの出荷を強化し、グローバル市場での販売拡大を目指しています。労使一体となって生産体制を強化することで、需要の高まりに対応していく方針です。
ハイブリッド車はもはや必須の選択肢
自動車業界の専門家(氏名非公開)は、「ハイブリッド車の投入は、もはや国内消費者への誠意の表れと捉えられている。燃費効率の良さだけでなく、環境性能の向上も期待されるハイブリッド車は、今後、自動車市場における必須の選択肢となるだろう」と述べています。
韓国のハイブリッド車市場:今後の展望
韓国のハイブリッド車市場は、今後も成長を続けると予想されます。政府の環境規制強化や消費者の環境意識の高まりも、ハイブリッド車の普及を後押しする要因となるでしょう。各メーカーの新型車投入や技術革新にも注目が集まります。
韓国の自動車市場は、ハイブリッド車を中心に電動化が急速に進んでいます。今後も、jp24h.comでは、最新のトレンド情報をお届けしていきます。