富山県富山市は、2025年に行くべき場所としてニューヨーク・タイムズ紙で紹介されたことで話題になりましたが、実は映画やドラマのロケ地としても注目を集めていることをご存知でしょうか。この記事では、富山がなぜ多くの作品に選ばれ、人々を魅了するのか、その秘密を探ります。
富山の魅力：海と山、そして街並みの調和
富山は、雄大な立山連峰と日本海、富山湾という、壮大な自然に囲まれた都市です。都心からのアクセスも良く、北陸新幹線を使えば東京から約2時間で到着します。自然豊かな環境でありながら、利便性も兼ね備えていることが、富山がロケ地として人気の理由の一つです。
alt富山駅から徒歩9分の富岩運河環水公園。水辺の景色が美しい。
富岩運河環水公園：ラブストーリーの舞台
富山を代表する景観の一つが、「富岩運河環水公園」です。水運の歴史を持つ富岩運河を整備したこの公園は、市民の憩いの場としてだけでなく、映画『アオハライド』(2014年)やドラマ『恋仲』(2015年)など、数々のラブストーリー作品の舞台にもなっています。水辺の美しい景色が、ロマンチックなシーンを演出するのに最適なのでしょう。旅行プランナーの佐藤美香子さんも、「富岩運河環水公園は、都会的な雰囲気と自然の調和が美しく、特に夕暮れ時は幻想的な雰囲気になります。デートシーンの撮影にぴったりですね」と語っています。
富山城址大通り：時代劇から現代劇まで
富山駅から富山城へと続く「城址大通り」も、人気のロケ地です。配信ドラマ『今際の国のアリス シーズン2』(2022年)の撮影にも使用されました。富山市の中心部を走るこの通りは、四季折々の表情を見せ、時代劇から現代劇まで、様々なジャンルの作品にマッチします。冬のイルミネーションも美しく、幻想的な雰囲気を醸し出します。富山城は、1954年に再建された天守閣を有し、現在は富山市郷土博物館として一般公開されています。歴史を感じさせる建造物も、作品の雰囲気を高める要素の一つと言えるでしょう。
ロケ地としての富山の可能性
富山県フィルムコミッションの担当者によると、「富山は多様な景観を持つため、様々なジャンルの作品に対応できます。また、地元住民の協力体制も整っており、スムーズな撮影が可能です」とのこと。今後さらに多くの作品で、富山の魅力が発信されていくことが期待されます。
まとめ：富山、新たな魅力を発見
富山は、ニューヨーク・タイムズ紙で紹介された美術館や伝統行事だけでなく、映画やドラマのロケ地としても注目を集めている都市です。美しい自然と調和した街並み、そして歴史を感じさせる建造物が、多くの作品を魅了しています。ぜひ富山を訪れて、作品の世界観を体感してみてください。
