女子高生の間で「ワッペ」と呼ばれるスクールバッグが空前のブームを巻き起こしています。カラフルでポップなデザインが、個性を大切にするZ世代の心を掴んでいるようです。この記事では、ワッペの魅力や人気の理由、そしてその歴史について詳しく解説します。
ワッペって何?
「ワッペ」とは、野球用品メーカー「ワールドペガサス」が製造するスクールバッグの愛称です。元プロ野球選手の桑田真澄さんも愛用していたことで知られる同メーカーの名前を略して「ワッペ」と呼ばれています。
alt ワッペと呼ばれるカラフルなスクールバッグを持っている女子高生の後ろ姿
なぜワッペが人気なの?
ワッペの人気の理由は、その豊富なカラーバリエーションと収納力にあります。定番の紺やグレーだけでなく、ピンクやパープルなど、カラフルな色展開が、個性を表現したい女子高生のニーズにぴったりマッチしています。また、ナイロン生地でできたトートボストン型のバッグは、教科書や体操着など、たくさんの荷物を収納できる大容量なのも魅力です。
個性を爆発させよう!
「SHIBUYA109 lab.」の2025年トレンド予測にも挙げられているワッペは、「派手でカワイイ」「キラキラJKの称号」として、女子高生の間で争奪戦が繰り広げられています。校則で服装が制限されている学校でも、バッグで個性を出すことができるワッペは、自己表現のツールとして重宝されているようです。
みんなと一緒がいい!
友達同士で色違いのワッペを持つことで、一体感を味わえるのも人気の秘訣です。 ファッションの一部として、仲間意識を高めるアイテムとしても活躍しています。
ワッペの歴史
実はワッペの歴史は古く、約40年前の1986年に遡ります。当時、東京都立片倉高等学校の指定バッグとして誕生したワッペは、そのデザイン性から口コミで広がり、他の学校でも注目を集めるようになりました。
親から子へ受け継がれるワッペ愛
当時ワッペを使っていた女子高生が母親となり、娘にワッペを買い与えるケースも増えているようです。ワールドペガサスジャパン専務取締役の西島唯博さんは、「親子二代でワッペを使うことで、学生時代の思い出を共有する機会にもなっている」と話しています。
まとめ
ワッペは、単なるスクールバッグではなく、自己表現のツールであり、仲間との絆を深めるアイテムでもあります。40年の歴史を持つワッペは、時代を超えて女子高生に愛され続けています。これからもワッペは、Z世代のトレンドを牽引していくことでしょう。