【シネマプレビュー】ターミネーター:ニュー・フェイト

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 SFアクションの傑作「ターミネーター」シリーズの新作は、“生みの親”ジェームズ・キャメロンが手がけて話題だ。実に「ターミネーター2」(1991年)以来。今回は製作総指揮者としてどんと構える。監督は「デッドプール」のティム・ミラー。静と動の場面の激しい落差が活劇場面の疾走感をいや増し、くぎ付けになる。

 シリーズ通算では4年ぶり6作目だが、キャメロン、主演のリンダ・ハミルトンの再登板に伴い、「2」の「正統な続編」、つまり、これが本来の3作目なのだとうたう。だが、キャメロン、開幕早々とんでもないものを見せる。「続編」なのにいいのか。だが、主張はより明確になった。誰であれ「運命は自らの手で切り開け」と言いたいのだろう。副題にもフェイト(運命)とある。

 主人公が未来からきた刺客に追われ、立ち向かう、という物語の骨格をかたくなに踏襲するのも、その主張に欠かせない展開だからだろう。定型化も変革も恐れない。それが「ターミネーター」だ。

 8日から東京・TOHOシネマズ日比谷、TOHOシネマズ梅田などで全国公開。2時間9分。(健)

 ★★★★(★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり)

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