俳優の東出昌大さんが、自身の公式YouTubeチャンネルの活動を休止することを発表しました。3月いっぱいで動画投稿を一時停止するとのことです。今回の発表は、ディレクターの坂上祐生氏のX(旧Twitter)で明らかにされました。東出さんは、自然体での発信を志向するも、動画制作の過程で「仕事」としての意識が強くなり、本来の楽しみを見失ってしまったと心情を吐露しています。
YouTube休止の背景:本来の目的との乖離
東出さんは、YouTubeでの発信当初、「自身の田舎暮らしが誰かの癒しや楽しみになれば」という純粋な思いで活動を開始したといいます。しかし、動画を撮影し配信するという行為は、自身の内面を外側へ発信する行為であり、それが本来の田舎暮らしとは異なるものになってきたと実感するようになったそうです。
東出昌大さん
自然への探求心と葛藤
東出さんは、動植物や自然現象への深い愛情を語っており、それらをもっと深く学び、観察し、思考したいという強い探求心を持っています。しかし、動画制作においては、未熟な知識や考えを中途半端に発信することに抵抗を感じ、自身の振る舞いが軽薄に映る瞬間が増えてきたと告白しています。
ネガティブな感情の連鎖を断ち切るために
活動を続けることでネガティブな感情が増幅することを懸念した東出さんは、一旦休止することで、その悪循環を断ち切り、ポジティブな方向へ転換するきっかけを掴みたいと考えているようです。休止期間中は、自身の興味関心に基づいた学習や経験を積み、更なる成長を目指したいと語っています。
休止期間の過ごし方:学びと経験を通しての成長
東出さんは、休止期間中に様々なことを学び、経験したいと述べています。自然への探求を深め、知識や理解を深めることで、将来的な活動再開に繋げたいという前向きな姿勢を見せています。
子どもにも分かりやすい説明:泥団子作りに例えて
東出さんは、自身のYouTube活動休止を、子どもにも分かりやすいように「泥団子作り」に例えて説明しています。純粋な楽しみから始まった活動が、人に見せることを意識するようになり、仕事へと変化していく過程を、泥団子作りに重ね合わせ、自身の葛藤を表現しています。
今後の展望:未来への期待と楽しみ
東出さんは、未来のことは分からないが、だからこそ楽しみだと語っています。休止期間を経て、再びYouTube活動再開のときが来るのか、それとも新たな形で表現活動を行うのか、今後の動向に注目が集まります。