ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官が、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のホワイトハウスでの発言に猛反発しています。ゼレンスキー大統領は、2022年のウクライナ政権は孤立無援であったと主張しましたが、ザハロワ報道官はこれを「最大の嘘」と断じ、トランプ前大統領とペンス前副大統領がゼレンスキー大統領を「殴らなかったのは自制心の奇跡」と皮肉たっぷりにコメントしました。
ロシア、ゼレンスキー大統領の発言を「最大の嘘」と非難
ザハロワ報道官は、テレグラムへの投稿で、ゼレンスキー大統領の「孤立無援」発言を真っ向から否定。当時、アメリカをはじめとする西側諸国からの多大な支援を受けていたウクライナが、孤立無援であったはずがないと主張しました。さらに、ゼレンスキー大統領の行動を「恩をあだで返している」と批判し、強い不快感を示しました。
ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官
メドベージェフ氏、ゼレンスキー大統領を「傲慢なブタ」と罵倒
ロシアのメドベージェフ安全保障会議副議長も、ゼレンスキー大統領への批判に加わりました。メドベージェフ氏は、ゼレンスキー大統領を「傲慢なブタ」と呼び、ホワイトハウスでの言動を「正しい叱責を受けた」と述べ、ロシア側の見解を強く主張しました。
ロシア直接投資基金総裁、米ロ協議に触れ「歴史的」と評価
ロシア直接投資基金のキリル・ドミトリエフ総裁は、2022年2月にサウジアラビアで行われた米ロ協議に触れ、この会談を「歴史的」と評価しました。ドミトリエフ氏自身もこの協議にロシア側の代表として参加しており、ウクライナ侵攻後初の米ロ協議の重要性を強調しました。
ゼレンスキー大統領の発言の真意は？今後のウクライナ情勢は？
ゼレンスキー大統領の発言の真意、そして今後のウクライナ情勢、米ロ関係はどうなるのでしょうか。国際社会の注目が集まっています。 著名な国際政治学者、田中一郎氏（仮名）は、「ゼレンスキー大統領の発言は、国内向けのパフォーマンスという側面もあるだろう。しかし、このような発言は国際社会からの反発を招きかねない」と指摘しています。
今後の展開に注目が集まる中、ウクライナ情勢は予断を許さない状況が続いています。
