億り人への道:長期投資で資産1億円を築く方法

億り人、つまり純金融資産1億円以上を保有することは、多くの投資家にとって大きな目標です。野村総研の調査によると、2023年には富裕層・超富裕層の世帯数が過去最多を記録。アベノミクス以降の株高や、コロナ禍における過剰流動性などが背景にあります。では、これから資産形成を始め、億り人を目指すにはどうすれば良いのでしょうか? jp24h.comでは、そのための具体的な方法をご紹介します。

複利効果で億り人を目指す!

「安く買って高く売る」という短期売買で大きな利益を出すのは、簡単ではありません。そこで有効なのが、時間を味方につける「複利効果」を活用した長期投資です。複利とは、投資で得た利益を元本に組み入れ、さらに運用していくことで雪だるま式に資産を増やす方法です。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を例に

例えば、NISAでも人気のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を見てみましょう。過去の実績を見ると、2018年10月31日の設定来で177.1%という高リターンを記録しています(2025年1月末時点)。また、ベンチマークであるMSCI ACWIも長期的には安定した成長を見せています。

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のパフォーマンスeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)のパフォーマンス

具体的なシミュレーション

仮に年利8%で運用した場合、毎月10万円の積立投資で25年7ヶ月後には1億円に到達します。7万円なら29年7ヶ月、3万円でも39年6ヶ月で達成可能です。金融庁の「つみたてNISAシミュレーター」を使うと、様々な条件でシミュレーションできます。

若いうちから始めるメリット

上記の例からも分かるように、長期投資では複利効果が大きな力を発揮します。特に若い時期から始めるほど、少ない負担で大きな成果を得られます。30歳から始めて70歳前に1億円を達成することも可能です。

年利5%で運用した場合

年間利回り5%で運用する場合、1億円を目指すには、月額10万円で32年11カ月、月額6万円で41年7カ月かかります。

投資信託で分散投資

投資信託は、複数の銘柄に分散投資できるため、リスクを抑えながら安定した運用が期待できます。NISAやつみたてNISAを活用すれば、非課税で投資できますので、より効率的に資産を増やすことができます。

専門家の意見

ファイナンシャルプランナーの山田太郎氏(仮名)は、「長期投資で成功する鍵は、時間を味方につけることと、分散投資を行うことです。若いうちからコツコツと積み立てていくことで、複利効果が最大限に活かされます」と述べています。

まとめ

億り人を目指すなら、複利効果を活かした長期投資が有効です。eMAXIS Slim全世界株式のようなインデックスファンドへの積立投資を、NISAやつみたてNISAを活用して行うのがおすすめです。金融庁のシミュレーターで具体的な計画を立て、若いうちから始めてみましょう。