立憲・辻元氏「それはよく言われる風評」 「埋没」指摘に反論


 (日本維新の会や国民民主党に比べ、立憲民主党が「埋没している」と指摘されることについて)それはよく言われる風評ですね。実際に野党第1党として、ここまで衆院予算委員会を引っ張ってきた。(自民党安倍派の裏金事件で、同派の会計責任者だった)松本淳一郎氏の参考人招致を実現できたのも、私たちが議席を伸ばした(から)というところがある。

 (政府が医療費の患者負担の限度額を引き上げようとしている)高額療養費制度をはじめ、政府基金の無駄を世の中の人たちに相当周知できた。ですから、他の中小政党も含めて、何とかまとめながらいく野党第1党の役割は一定程度、果たせているんじゃないか。

 それと同時に予算委員長をはじめ、いくつかの委員長を立憲民主がとっているということで、予算審議のありようを変えようと努力をした。省庁別審査で無駄を点検していくとか、それに先立って立憲の議員70人ぐらいの態勢で、いろんな政府基金の無駄がないかとか。今までこういうことはなかった。

 野党第1党が予算委員長を務めることで、やっとまともな議論ができる土台ができているんじゃないか。自民党の委員長だったら違うと思う。そういう意味で、立憲が果たした役割は、予算審議のあり方そのものも変えようとした。とても素晴らしいとは言いません。でも、変えようとする努力をした。ですから今回、予算委員会総体としては、一定の役割を果たしているんじゃないか。(記者会見で)

朝日新聞社



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