【2023年冬ドラマ】働き方改革と研修医の葛藤を描く「まどか26歳、研修医やってます!」に注目!

2023年冬ドラマも終盤に差し掛かり、様々なジャンルの作品が話題を呼んでいます。「御上先生」をはじめ高視聴率を記録するドラマがある一方で、業界関係者が注目する隠れた名作も存在します。今回は、制作会社のドラマプロデューサーA氏に、今期最も注目している作品について伺いました。

現代医療のリアルを描く「まどか26歳、研修医やってます!」

A氏が絶賛するのは、TBS系で放送中の「まどか26歳、研修医やってます!」。当初はありがちな医療ドラマを想像していたそうですが、良い意味で期待を裏切られたとのこと。

研修医の奮闘を描く「まどか26歳、研修医やってます!」研修医の奮闘を描く「まどか26歳、研修医やってます!」

働き方改革と医療現場のジレンマ

このドラマの魅力は、令和の働き方改革を医療現場に落とし込み、研修医とベテラン医師の葛藤をリアルに描いている点です。定時退社を求められる研修医と、長時間労働が当たり前だった時代の医師たちの意識の差、それぞれの立場での苦悩やプライドが丁寧に表現されています。

「どちらの立場にも共感できるストーリー構成は見事」とA氏。派手な手術シーンや医療ミスといった劇的な展開ではなく、日常の業務を通して現代医療の課題を浮き彫りにしている点が、視聴者の共感を呼んでいるのでしょう。

芳根京子の好演

主人公・まどかを演じる芳根京子の演技も高く評価されています。これまで元気で明るいイメージが強かった彼女ですが、本作では明るさの中に芯の強さを秘めた、等身大の研修医を見事に演じています。自身の無力さに悩みながらも成長していく姿を、繊細かつ力強く表現している点が見どころです。A氏も「この作品で芳根京子の業界内での評価はさらに上がった」と語っています。

主人公・まどかを演じる芳根京子主人公・まどかを演じる芳根京子

まとめ:医療ドラマの新境地を開拓

「まどか26歳、研修医やってます!」は、医療ドラマの新たな可能性を示す作品と言えるでしょう。働き方改革という現代社会のテーマを織り交ぜながら、研修医の成長と葛藤を丁寧に描いています。芳根京子の好演も相まって、最終回まで目が離せない作品です。