【AFP=時事】中国の王毅外相は7日、中国製品に追加関税を課し、米中間で貿易戦争を引き起こしたトランプ米政権の圧力に対して「断固として対抗する」と述べた。
追加関税の理由について、ドナルド・トランプ米大統領は米国での合成麻薬フェンタニルによる危機を中国が助長していると主張している。
しかし、王外相は中国が米国におけるフェンタニル流行との闘いに協力していることを強調し、「恩をあだで返すべきではなく、ましてや理由なく関税を課すべきではない」と反発した。
また、「世界には約190の国があるが、もしすべての国が自国の優先事項を主張し、力と地位を信じるならば、世界は再び弱肉強食の法則に逆戻りするだろう」と発言。
現米政権の政策は「責任ある大国の行動ではない」と批判した。
さらに、「米中両国の経済・貿易関係は相互的なものであり、協力を選べば双方の利益となり、ウィンウィンの結果を得ることができる。しかし、圧力だけを用いるならば、中国は断固として対抗する」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News