斎藤元彦兵庫県知事(47)の告発文書問題をめぐり、政治団体・NHKから国民を守る党の立花孝志党首(57)と連絡を取ったことを認めた維新の白井孝明(たかひろ)兵庫県議(41)が8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。岸口実(60)、増山誠(46)両県議との3ショット写真とともに「さぁ。動きましょうか。」と投稿した。
白井氏は6日、日本維新の会の県組織・兵庫維新の会に離党届を出したことを明かしている。兵庫維新の会は7日、6日付で白井氏を離党勧告処分にしたことを発表しており、受理される見通しだ。
5日の県議会本会議での百条委員会調査報告書の採決で、白井氏は会派の賛成方針に従わず反対した。維新は離党勧告処分にした理由について「党の規律を乱す行為」と認定している。
24年11月の兵庫県知事選の選挙期間中、白井氏は立花氏と電話連絡し、立花氏が入手した元県民局長(斎藤氏のパワハラを告発、24年7月死去)の私的情報が記された文書の〝裏取り〟をされたことを認めている。一連の白井氏の行動について、兵庫維新の会は「党の名誉を傷つける行為」だとした。
立花氏に告発者の私的情報などを記した文書提供に関わった岸口氏は兵庫維新の会から除名処分を受け、異議を申し立てた。非公開で行われた百条委員会の音声データなどを提供した増山氏は離党勧告を受け、すでに離党している。
(よろず~ニュース・杉田 康人)
よろず〜ニュース