きょう8日(土)の関東は、午後から雪や冷たい雨が降り出す見通し。あす9日(日)明け方ごろにかけて雪の続く所が多く、東京は多摩を中心に23区でも大雪となるおそれがある。あす9日(日)朝は冷え込みが強いため、路面の凍結による歩行中の転倒、スリップ事故や交通機関の乱れなどに十分な注意が必要だ。
各地10℃届かず真冬に逆戻りの寒さ
きょう8日(土)の関東は、南から近づく低気圧の影響で南部を中心に雲が広がりやすく、最高気温は10℃に届かない所がほとんどになりそう。東京都心や横浜などは前日より大幅に低く、昼間でも6～7℃と真冬に逆戻りしたような寒さが予想されている。日中も厚手のコートが活躍しそうだ。寒さや前日との気温差で、体調を崩さないように気を付けたい。
午後は雪や雨 23区も最大5センチの降雪予想
また、午後は低気圧に向かって一段と強い寒気が流れ込む影響で、次第に雪や雨が降り出す見通し。昼過ぎには神奈川県西部や東京都多摩地域を中心に雪のエリアが広がり、夕方ごろから東京都心では雨、北関東平野部では雪が降り出しそう。東京都心など23区でも、夜には雨が雪やみぞれに変わる見通し。
関東はあす9日(日)明け方ごろにかけて雪が続きそう。埼玉県と茨城県では、警報級の大雪となる可能性がある。また、東京は多摩を中心に大雪になりそう。東京23区でもあす9日(日)朝までに最大5センチの雪が降り、雪が積もって大雪となるおそれがある。
【24時間予想降雪量】
□あす9日(日)午前6時まで（多い所）
関東北部の山地・箱根～多摩や秩父 10センチ
関東北部の平地 8センチ
関東南部の平地 5センチ
東京23区 5センチ
あす朝は路面の凍結や交通乱れに十分注意
あす9日(日)朝の最低気温は、北部では0℃前後、南部では1～2℃など冷え込む予想。雪が降ったり積もったりしたあとに冷えるため、路面が凍結するおそれがある。あす9日(日)朝は、歩行中の転倒、自動車や自転車のスリップ事故、車の立ち往生などに十分な注意が必要。また、交通機関が大きく乱れる可能性もあるため、最新の交通情報にも気を付けた方がいいだろう。
（気象予報士・鈴木悠）
