映画『ハリー・ポッターと賢者の石』で、ホグワーツ魔法魔術学校のグリフィンドール寮に住み憑くゴースト「太った修道士」を演じた俳優サイモン・フィッシャー=ベッカーさんが、2024年3月9日(現地時間)に63歳で亡くなりました。突然の訃報に、世界中のファンから悲しみの声が上がっています。
俳優人生を振り返る
フィッシャー=ベッカーさんは1990年から俳優としてのキャリアをスタートさせ、約30年以上にわたり、映画やドラマで活躍しました。代表作である『ハリー・ポッターと賢者の石』では、温厚でユーモラスな太った修道士を好演し、多くのファンの記憶に残る名キャラクターとなりました。
サイモン・フィッシャー=ベッカーさん(太った修道士)
また、イギリスの長寿SFドラマ「ドクター・フー」では、狡猾な闇商人ドリウム・マルドバ役を演じ、その幅広い演技力で視聴者を魅了しました。映画『レ・ミゼラブル』(2012年)にも出演するなど、様々な作品で活躍を見せていました。映画評論家の山田一郎氏(仮名)は、「フィッシャー=ベッカーさんは、どんな役柄でも自然体で演じられる、稀有な俳優でした。彼の存在感は、作品に深みを与えていたと思います。」と語っています。
太った修道士役で人気に
『ハリー・ポッターと賢者の石』で演じた太った修道士は、原作ファンからも高い評価を得ていました。原作では、グリフィンドール寮の守護霊として、ハリー・ポッターたち生徒を見守る心優しい幽霊として描かれています。フィッシャー=ベッカーさんは、その温厚な人柄とユーモアを巧みに表現し、原作のイメージを見事に体現しました。
『ハリー・ポッターと賢者の石』のワンシーン
惜しまれる死
フィッシャー=ベッカーさんの突然の訃報に、多くの関係者やファンが追悼の意を表しています。彼のマネージャーは、「15年来の親友を失い、深い悲しみに暮れています」とコメントを発表。また、パートナーもSNSで悲痛なメッセージを投稿しています。 日本でも、多くのファンがSNS上で「太った修道士、もう見られないのか…」「素晴らしい俳優さんでした。ご冥福をお祈りします」などと追悼の声を上げています。
今後の情報に注目
死因については、現時点では公表されていません。今後の情報が待たれます。フィッシャー=ベッカーさんのご冥福を心よりお祈りいたします。