兵庫県知事選、斎藤元彦氏の再選劇の裏で、LINEオープンチャットが選挙戦に大きな影響を与えていたという疑惑が浮上しています。jp24h.comは「週刊文春」が入手したチャット記録を元に、その実態に迫ります。
LINEオープンチャットの実態とは?
2024年11月に行われた兵庫県知事選。斎藤氏は約111万票を獲得し、対立候補の稲村和美氏に大差をつけて再選を果たしました。しかし、この選挙戦の裏で、斎藤氏を支援するLINEオープンチャットの存在が問題視されています。
街頭演説に立つ斎藤氏
県政担当記者によると、このチャットでは、対立候補である稲村氏の評判を貶めるような情報や、「NHKから国民を守る党」立花孝志党首の言説が拡散されていたといいます。
「週刊文春」が入手したチャット記録には、稲村氏を「外国人参政権、移民政策賛成。夫婦別姓などGHQに洗脳された反日左翼」と中傷するような書き込みが見られました。
選挙結果を左右した?百条委員会の音声データ流出
さらに、百条委員会における片山安孝元副知事の証言に関する音声データも流出。このデータは、元西播磨県民局長の私的情報について証言しようとした片山氏を、奥谷謙一委員長が制止する様子を記録したものでした。
この音声データ流出に関して、チャット内では「立花氏が百条委員会の録音を暴露…全てがひっくり返る気がします…」といった書き込みがされていました。 この情報拡散が選挙結果に影響を与えた可能性も否定できません。
情報操作の実態解明が急務
これらのLINEオープンチャットにおける情報操作の実態は、民主主義の根幹を揺るがす重大な問題です。 情報社会における選挙のあり方について、改めて議論を深める必要があると言えるでしょう。
週刊文春の報道内容
「週刊文春」2025年3月20日号および電子版では、斎藤氏に関する短期集中連載「冷血の知事(4)」を掲載。LINEオープンチャットの管理者とされる女性の存在、PR会社「メルチュ」折田楓社長の近況、そして異様な雰囲気に包まれた演説現場の様子など、詳細な情報を報じています。
これらの疑惑について、斎藤氏からの明確な説明が求められています。 今後の展開に注目が集まります。