マイクロプラスチック問題が叫ばれる昨今、水や衣類など、様々なものにマイクロプラスチックが含まれていることは広く知られるようになってきました。しかし、毎日何気なく噛んでいるガムにもプラスチックが含まれている可能性があることは、ご存知でしょうか? jp24h.comでは、ガムに潜む意外な事実と、その影響について掘り下げていきます。
ガムとプラスチックの意外な関係
多くのガムには「ガムベース」と呼ばれる成分が含まれており、この中にはポリエチレンやポリ酢酸ビニルといった合成プラスチックが含まれている場合があります。つまり、ガムを噛むということは、知らず知らずのうちにプラスチックを摂取している可能性があるのです。
ガムの原料となるチクル
イギリスの環境保護団体「シティートゥーシー」は、プラスチックを含まないガムを製造する「ヌードガム」と協力し、プラスチック含有ガムの禁止を求めるキャンペーンを開始しました。彼らによると、イギリスでは年間約40億個ものプラスチック含有ガムが消費されており、これはプラスチック製ストロー約40億本分に相当するといいます。
毎日バス1台分のガムが消費されている?その行く末は…
イギリスでは、なんと1日にバス1台分に相当する12トンものガムが消費されているというから驚きです。ヌードガムの創設者であるキア・カーニー氏は、市販のガム1個につき「ストロー1本分の使い捨てプラスチックが潜んでいる」と警鐘を鳴らしています。
歩道に捨てられたガムは、埋め立て地に処分されたり、圧力洗浄によってマイクロプラスチックとなり、排水溝から水道システムに混入する可能性があります。そして、そのマイクロプラスチックが私たちの体内に取り込まれることで、健康への影響も懸念されています。
マイクロプラスチックが人体に及ぼす影響
マイクロプラスチックは、肥満、不妊、さらにはがんといった深刻な病気との関連性も指摘されています。シティートゥーシーのCEO、ジェーン・マーティン氏もガムを噛むことはプラスチックのストローを噛むようなものだと指摘し、国民の健康と地球を守るため、プラスチック含有ガムの禁止を訴えています。
プラスチックフリーガムという選択肢
プラスチック含有ガムの危険性が叫ばれる中、注目を集めているのが「プラスチックフリーガム」です。天然チクルや植物由来の成分を使用することで、環境にも体にも優しいガムを実現しています。
環境への配慮と健康意識の高まり
環境問題への意識の高まりとともに、プラスチックフリーガムを選ぶ消費者が増えています。これは、持続可能な社会の実現に向けて、私たち一人ひとりができる小さな一歩と言えるでしょう。
ガム選びで未来を変える
ガムを選ぶという何気ない行動が、私たちの健康と地球環境に大きな影響を与えていることを、改めて認識する必要があります。プラスチックフリーガムという選択肢がある今、私たち消費者はどのような選択をするべきでしょうか?
未来のために、そして自分自身の健康のために、ガム選びを今一度見直してみませんか? jp24h.comでは、今後も環境問題や健康に関する情報を発信していきます。ぜひ、コメント欄であなたの意見や感想をお聞かせください。また、この記事が役に立ったと思ったら、シェアして周りの方にも教えてあげてくださいね!