衛藤晟一(せいいち)沖縄北方担当相は12日午前の記者会見で、主要施設が焼失した首里城(那覇市)に関し、「残っている施設で観光に向けた発信をどうすべきかを真剣に考えなければいけない」と述べ、今後の復元期間中も焼失を免れた守礼門などを活用した観光振興策に取り組む考えを示した。
首里城の火災では正殿などが焼け落ちたが、紙幣の2千円札の絵柄に採用されたことで知られ、観光客の写真スポットとしても人気のある守礼門などの施設は残っている。
衛藤氏は「設計段階で2~3年はかかるだろうが、その間はクローズして(観光客を)入れないということにはならない」などと語った。