都心のマンション市場で、外国人の存在感が増しています。億ションと呼ばれる高級マンションが飛ぶように売れている背景には、一体何が隠されているのでしょうか？この記事では、都心マンション市場における外国人の購買動向を詳しく解説し、その驚きの現状に迫ります。
外国人購入者、最大5割超え！？
三菱UFJ信託銀行が2024年度下期に行ったデベロッパー調査によると、千代田区、港区、渋谷区の新築マンション購入者のうち、外国人の割合が急増していることが明らかになりました。回答したデベロッパーの約6割が、購入者の2～4割が外国人であると回答。中には、5割以上が外国人というケースも存在するなど、都心のマンション市場における外国人の影響力は無視できないレベルに達しています。
東京都心のマンション
億ション価格、2億円超えも！その背景にある外国人パワー
都心3区の新築マンションの「売れ行き好調価格」は、なんと2億2860万円（中央値）。共働き世帯でも手が届きにくい価格帯となっています。この高騰の背景には、建設コストの上昇に加え、外国人の旺盛な購買意欲があると考えられます。不動産コンサルタントの山田一郎氏（仮名）は、「海外投資家にとって、日本の不動産は魅力的な投資先となっている。特に都心の高級マンションは、資産価値の安定性と将来的な値上がり期待から、高い需要がある」と指摘しています。
中国人富裕層、日本への「潤」で都心マンション市場に活況をもたらす
では、一体どのような外国人が億ションを購入しているのでしょうか？中国・東南アジア専門ジャーナリストの舛友雄大氏によると、購入者の多くは中国人であるとのこと。舛友氏は著書『潤日（ルンリィー） 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う』の中で、日本で成功した中国人留学生や、コロナ禍を機に日本に移住してきた中国人富裕層が、億ションを購入するケースが多いと述べています。彼らは経済的に豊かで、日本での生活にも困っていないため、高額なマンション購入も容易に行えるのです。
外国人向け高級マンション
今後の都心マンション市場はどうなる？
外国人の旺盛な購買意欲によって、都心マンション市場は活況を呈していますが、一方で、日本人にとってはますます手の届きにくい存在になりつつあります。この状況が続けば、都心のマンションは外国人が majority を占める可能性も否定できません。今後の動向に注目が集まります。
まとめ：都心マンション市場の未来
この記事では、都心マンション市場における外国人の購買動向について解説しました。外国人の存在感が増す一方で、高騰する価格に手が届かない日本人も増えています。今後のマンション市場は、どのように変化していくのでしょうか。引き続き注目していきましょう。
