出入国在留管理庁と厚生労働省は25日、愛媛県今治市の造船大手「今治造船」について、外国人技能実習生を受け入れるための実習計画計2134件の認定を取り消した。1社あたりの取り消し件数として過去最多となる。同庁などは同社が労働安全衛生法違反で罰金刑を受けたことを処分理由としているが、詳細は明らかにしていない。
技能実習適正実施・実習生保護法(技能実習法)に基づく措置。同社は今後5年間、技能実習生や技能実習に代わる育成就労制度の外国人労働者の受け入れができなくなる。
技能実習法では、実習生1人ずつについて実習計画を定め、国に提出することを義務づけている。実習実施者が認定された計画に沿った実習を行っていない場合や、労働法令に違反があった場合などに計画の認定を取り消すことができると規定している。