コンビニ「セブン-イレブン」の電子決済サービス「7pay(セブンペイ)」を不正利用し、たばこなどをだまし取ったとして福岡県警は13日、詐欺容疑でいずれも中国籍の技能実習生、尹承超容疑者(28)=埼玉県戸田市氷川町=と、会社役員、姜一竜容疑者(35)=千葉県松戸市松戸新田=を再逮捕した。県警によると、2人は容疑を否認している。
両容疑者はセブンペイを巡り、いずれも埼玉県内の店舗での詐欺容疑で3回目の逮捕となった。被害額は販売価格で計約29万円に上った。
今回の再逮捕容疑は7月3日、埼玉県富士見市の店舗で、北海道に住む60代男性名義のセブンペイのIDとパスワードを使い、たばこなど約193点(販売価格計9万7270円)をだまし取ったとしている。
県警は、尹容疑者については不正アクセス禁止法違反の疑いでも再逮捕した。
県警は尹容疑者が実行役で、姜容疑者が店に連れて行く送迎役だったとみている。背後に犯罪組織が関与しているとみて、調べを続ける。