ソウルのある公園で、動画撮影中の女性YouTuberに高齢男性が執拗に連絡先を尋ねる様子が捉えられ、オンライン上で物議を醸しています。この出来事は、女性YouTuberが動画撮影中に突然声をかけられたことから始まりました。
公園でのナンパ騒動
24日、複数のオンライン掲示板に「動画撮影していたらコーヒーを持ったおじいさんに話しかけられた」というタイトルの投稿が掲載されました。投稿によると、女性YouTuberが公園で動画撮影中、マフラーと手袋を着け、コーヒーを持った高齢男性が突然現れ、「何を話しているの?」と尋ね、「地面は冷たくない?お尻が冷えるだろう」と声をかけてきたそうです。
公園で動画撮影をする女性
女性は笑顔で「大丈夫です」と応じたものの、男性は「どこから来たの?今、大学何年生?大学は卒業したの?」と質問攻めに。女性が「ソウルから来た。大学は卒業した」と答えると、男性は「こうして出会ったのも縁だから連絡先を教えて」と要求。さらに「春が来るだろう。もうすぐ俺は白いスーツに白い靴、そして中折れ帽を被って歩くんだよ。せっかくだから連絡先を」と続け、”白いスーツ”おじさんと揶揄されています。
高齢男性の執拗なアプローチ
「せっかくだから、ビールを飲もう」と誘われた女性は「ビールは飲まない」と断固拒否。男性は「美人に会えてうれしかったよ」と言って立ち去ったとのことです。この動画に対し、ネット上では批判の声が殺到。「タイトルを見て心温まる話かと思ったら吐き気がした」「孫ほど年下の女性に何してるんだ」といったコメントのほか、「笑顔で応じない方がいいと言いたいけど、どんなトラブルに巻き込まれるかわからないから最善の対処だろう。気持ち悪くて怖い」と女性の対応を擁護する声も上がっています。
専門家の見解
社会心理学者の田中一郎氏(仮名)は、「高齢者の孤独感や承認欲求の高まりが、このような行動につながる可能性がある」と指摘。「公共の場でのナンパ行為は、相手にとって不快感を与えるだけでなく、恐怖感を抱かせることもある。特に若い女性がターゲットになるケースが多く、社会問題として捉える必要がある」と警鐘を鳴らしています。
今後の対策
このような迷惑行為を減らすためには、社会全体で問題意識を高めることが重要です。また、被害に遭った場合は、周りの人に助けを求めたり、警察に通報するなど、適切な対応をとることが大切です。
韓国では近年、若者を中心にナンパ行為に対する意識の変化が見られます。今回の騒動も、こうした社会背景を反映したものと言えるでしょう。