生協連、備蓄米3000円台に　月末販売、数百円安く

倉庫内に積まれた政府備蓄米＝2月、埼玉県内

　日本生活協同組合連合会（日本生協連）は26日、関東や関西で展開する生協の一部店舗で、今月末から備蓄米の販売を始めると明らかにした。現在販売しているコメよりも5キロ当たりで数百円安い3千円台になる見通しという。

【グラフ】コメの相対取引価格の推移

　複数品種の混ざったブレンド米として販売し、備蓄米と分かるような表示はしない。現在、日本生協連はブレンド米を扱っておらず、単一の品種での販売価格は4千円を超えている。備蓄米の仕入れは4月以降に増える見通しで、順次、販売店舗を増やし宅配事業での取り扱いも始める。