人気ゲーム実況者はんじょう氏、カルテル疑惑を完全否定!

ゲーム実況や秋葉原のカードショップ経営で知られるはんじょう氏が、価格操作疑惑について、自身のX(旧Twitter)で真っ向から否定しました。一体何が起こっているのでしょうか?

はんじょう氏とは?

スプラトゥーンシリーズなどの人気ゲームの実況で絶大な人気を誇るはんじょう氏。Xのフォロワー数は26.7万人、YouTubeチャンネル「Hanjou Channel」の登録者数は31.5万人を超えるインフルエンサーです。ゲーム実況だけでなく、秋葉原で「カードショップはんじょう」を経営するなど、多方面で活躍しています。

はんじょう氏のX投稿はんじょう氏のX投稿

疑惑の発端とはんじょう氏の反論

2025年3月27日、はんじょう氏はXで、自身にまつわるカルテル関与の噂について言及。「独占禁止法で規制されている行為であるカルテルに私が関与しているとの情報が広がっています」と前置きした上で、「しかし、私がカルテルに関与しているという事実はありません。また、独占禁止法やその他の法律で規制されているいかなる違法行為をしたという事実もありません」と、疑惑を完全に否定しました。

この騒動の発端は、はんじょう氏自身のゲーム配信中の発言でした。配信中の雑談で、カードショップ経営者同士の「近況報告会」に毎年参加していることや、価格競争を避けるために同業者と「仲良く」している必要があるといった発言が、一部視聴者から「カルテルではないか?」と疑問視されたのです。

価格競争回避のための”話し合い”? それとも談合?

SNSで拡散された切り抜き動画によると、はんじょう氏は同業者との関係について「仲良い方がいいね、正直。めんどくせえもん」と発言。価格競争について「(仲良くしていないと)価格競争に巻き込まれる、普通に。(価格を)吊り上げたりとかさ、めんどくさいんだよ、色々」と語っていました。

また、別の配信では、カードパックの価格競争について「お互いに(価格を)下げ始めてさ……お互いにマジで旨みがないんだよな」とぼやき、最低でも定価での販売を行うべきだと主張。「マジでくだらないんだよね。潰し合い、意味ないんだよね。やめてほしいんだよね」とも発言しています。

これらの発言に対し、一部からは独占禁止法における「談合」にあたるのではとの指摘も。しかし、はんじょう氏は「談合になんねぇだろ、それは。なんで談合になるんだよ。定価より下げて、お互い旨みなくなって、なんの意味があるんだよ。バカなの?お前」と激昂。競合他社と話し合った上で価格を釣り上げるようなケースには問題があるとしつつ、定価での販売を求めることについては問題ないと主張しました。

専門家の見解

流通経済大学教授の山田太郎氏(仮名)は、「同業者間の情報交換自体は違法ではありませんが、価格や販売数量について協定を結ぶことは独占禁止法違反となる可能性があります。価格競争を回避するための話し合いが、どこまで許容されるかは、個々のケースによって判断されるでしょう」と指摘しています。

今後の展開は?

はんじょう氏は疑惑を否定していますが、今回の騒動は、インフルエンサーの言動が社会に与える影響の大きさを改めて示すものとなりました。今後の展開に注目が集まります。