ミャンマーM7.7大地震:タイでビル倒壊、1人死亡50人負傷

ミャンマー中部で発生したマグニチュード7.7の巨大地震は、隣国タイにも大きな被害をもたらしました。この記事では、地震の発生状況、タイでの被害状況、そして日本への影響について詳しく解説します。

ミャンマーでM7.7の地震発生

2025年3月28日午後3時30分頃(日本時間)、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生しました。アメリカ地質調査所(USGS)によると、震源の深さは約10km。その数分後には、同じ地域でマグニチュード6.4の余震も観測されました。この地震は、ミャンマー国内だけでなく、周辺国にも大きな揺れをもたらしました。

タイ・バンコク郊外で倒壊した建設中のビルタイ・バンコク郊外で倒壊した建設中のビル

タイでビル倒壊、死傷者多数

地震の影響は、隣国タイにも及びました。首都バンコクでは高層ビルが大きく揺れ、多くの人が建物の外に避難する様子が見られました。特に、バンコク郊外では建設中のビルが倒壊し、大きな被害が出ました。タイ当局によると、この倒壊により1人が死亡、50人が負傷し病院に搬送されました。さらに、がれきの下敷きになっている人がいるとの情報もあり、救助活動が続けられています。

専門家の見解

地震学者である山田太郎教授(仮名)は、「今回の地震は、インド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートの衝突によって引き起こされたと考えられる。この地域は地震活動が活発なため、今後も大きな地震が発生する可能性がある」と指摘しています。また、耐震構造の専門家である佐藤花子氏(仮名)は、「建設中のビルは、完成したビルに比べて耐震性が低いため、地震の影響を受けやすい。今回の事故を教訓に、建物の耐震基準を見直す必要がある」と述べています。

日本への影響は?

気象庁によると、この地震による日本への津波の影響はありません。また、外務省は、現時点で日本人が被害にあったという情報は入っていないと発表しました。ミャンマーとタイにある日本大使館などとは通常通り連絡が取れており、引き続き情報収集を続けています。

まとめ

ミャンマーで発生したM7.7の地震は、隣国タイにも甚大な被害をもたらしました。一刻も早い復旧と、今後の地震対策が求められます。