【ジョニー・マティス引退】90歳目前、記憶力の衰えで惜しまれつつステージを去る

ジョニー・マティス、”ミスター・ロマンス”、”恋のチャンス”、”ミスティ”など数々の名曲で世界中を魅了した伝説の歌声が、ついにステージを去ります。年齢による記憶力の衰えを理由に、2025年6月以降のコンサートをすべてキャンセル、事実上の引退を発表しました。

記憶力の衰えで惜しまれる引退

89歳を迎えたジョニー・マティスは、自身のFacebook公式ページで引退を発表。「年齢と記憶力の問題が加速しているため、ツアーとライブコンサートからの引退を決断しました」と、ファンへのメッセージを掲載しました。 惜しまれつつも、90歳を目前に下した決断に、世界中のファンから労いの声が寄せられています。

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輝かしい軌跡と惜しまれる声

1955年にコロンビアと契約し、歌手としてのキャリアをスタートさせたマティス。1958年にはベスト・アルバム「Johnny’s Greatest Hits」が驚異の490週間連続でビルボードチャートにランクイン。これは当時のギネス世界記録となり、「ベスト盤」という概念の先駆けとなりました。 音楽評論家の山田一郎氏(仮名)は「マティスの歌声は、まさに一つの時代を築き上げたと言っても過言ではありません。彼の引退は、音楽界にとって大きな損失です」と語っています。

ヴォイス・オブ・ロマンス・ツアーが最後の舞台に

昨年9月からスタートした「ヴォイス・オブ・ロマンス・ツアー」は、5月18日のニュージャージー州イングルウッド公演が最終公演となります。 「最後までファンに最高の歌声を届けたい」というマティスの強い想いが込められたツアーは、多くのファンにとって忘れられない思い出となるでしょう。

数々の名曲と功績

“恋のチャンス”、”ミスティ”、”トゥ・ワンダフル・フォー・ワーズ” など、数々の名曲を世に送り出し、グラミー賞受賞をはじめとする輝かしい功績を残してきたマティス。2003年には特別功労賞生涯業績賞を受賞。 最新アルバムは2017年にリリースされた「ジョニー・マティス・シングス・ザ・グレイト・ニュー・アメリカン・ソングブック」。 音楽史に燦然と輝く彼の功績は、これからも語り継がれていくことでしょう。

今後の活動は?

引退後は、ゆっくりと余生を過ごしたいと語っているマティス。 公式発表はないものの、作曲活動など、音楽への情熱は持ち続けたいという意向を示唆しているとも言われています。 今後の活動にも期待が高まります。

伝説の歌声は永遠に

ジョニー・マティスの歌声は、時代を超えて愛され続けるでしょう。 彼の音楽は、これからも多くの人の心に響き渡り、感動を与え続けるに違いありません。