恒星間天体、太陽に接近中 観測史上3例目、NASA発表


 彗星(すいせい)の可能性が高い。恒星間天体の発見は珍しく、観測史上3例目となる。

 この天体は、米ハワイ大が南米チリで運営する「小惑星地球衝突最終警報システム(ATLAS)」の望遠鏡で1日に初めて観測され、「3I(アイ)/ATLAS」と名付けられた。射手座の方角から秒速約60キロメートルの速さで太陽に向かっており、10月30日ごろに太陽に最接近する。地球に危険を及ぼすことはない。

 ハワイ大のジョン・トンリー教授は声明で「恒星間天体の発見は極めてまれで、興奮している」と表明した。米メディアによると、この天体はもともと別の恒星の周囲を回る彗星だったが、重力の影響で軌道を外れ、太陽系に来た可能性があるという。 



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