【AFP=時事】日本と中国、韓国は30日、5年ぶりとなる経済貿易担当相会合をソウルで開き、自由貿易を強化することで合意した。
会合は、米国のドナルド・トランプ大統領が乗用車、トラック、自動車部品を含む広範な輸入品への懲罰的な関税を発表し、世界貿易を混乱させる中で行われた。
日本と韓国は主要な自動車輸出国であり、中国も米国の追加関税によって大きな打撃を受けている。
会合には武藤容治経済産業相、韓国の安徳根(アン・ドクグン)産業通商資源部長官、中国の王文濤商務相が出席した。
共同声明によると、日中韓は包括的な3国間自由貿易協定に向けた交渉を加速させるとともに、「予測可能な貿易と投資環境」を整備することで一致した。
韓国の安長官は、3国が共有するグローバルな課題に「共同で」対応する必要があると述べ、「今日の経済・貿易環境は、勢いを増す世界経済の分断化に特色づけられる」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News