テレビ朝日の人気ディレクター、ナスDこと友寄隆英氏が、巨額横領とパワハラで懲戒処分を受けたと報じられています。破天荒な冒険家で知られる彼の転落劇に、世間は驚きを隠せません。一体何が起きたのか、そして彼の未来はどうなるのか、深く掘り下げてみましょう。
ナスDとは何者か?その功績と人気の秘密
友寄氏は、テレビ朝日を代表する敏腕ディレクターとして活躍していました。「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」で全身を黒く染め上げた姿が「ナスD」の由来となり、一躍有名人に。その後も「ナスD大冒険TV」で体を張った企画に挑戦し続け、多くの視聴者を魅了しました。「いきなり!黄金伝説。」でも手腕を発揮し、業界内での評価も高く、エグゼクティブディレクターに昇格するなど、まさに順風満帆なキャリアを築いていました。
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517万円横領とパワハラの詳細
しかし、2025年3月、テレビ朝日は友寄氏の不正行為を公表。2019年から2025年1月にかけて、約517万円もの私的交際費を不正に受領していたことが発覚しました。さらに、複数のスタッフへのパワハラ行為も確認され、降格処分となりました。人気番組「ナスD大冒険TV」も打ち切りとなり、公式SNSも削除。まさに栄光から転落の瞬間でした。
なぜ不正は発覚したのか?社内での評判と“治外法権”状態
テレビ朝日関係者によると、友寄氏は社内でも問題児として知られていたようです。上司への反抗的な態度、部下への暴言やパワハラ、そして経費の不正利用。その権力に物を言わせ、周囲を黙らせてきた彼の態度は、社内で不満を募らせていました。彼の実力とカリスマ性ゆえに、誰も注意できなかった“治外法権”状態が、今回の事件の背景にあったと言えるでしょう。料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「才能があるからといって、周りの人を傷つけていいわけではない。料理の世界でも、人間性が大切」と語っています。
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ナスDの現在と今後の展望
現在、友寄氏は人事局預かりとなり、コンプライアンス研修を受けているとされています。制作現場への復帰は不透明で、今後の身の振り方もまだ定かではありません。近しいスタッフとも接触を控えるよう指示されているようで、孤立無援の状態のようです。
まとめ:才能と破滅の狭間で
ナスDこと友寄隆英氏の物語は、才能と破滅の紙一重さを示す事例と言えるでしょう。彼の類まれな才能は多くの視聴者を魅了しましたが、傲慢な態度は自身を窮地に追い込みました。コンプライアンス研修を経て、彼がどのように変わっていくのか、そして再び表舞台に戻ってくることができるのか、注目が集まります。