女性を殴るなどして性的暴行を加えようとし、けがを負わせたとして、神奈川県警神奈川署は14日、強制性交致傷の疑いで、横浜市鶴見区東寺尾の会社員、阿部由幸容疑者(35)を逮捕した。「事実は間違いないが、わいせつな気持ちはなかった」などと供述している。
逮捕容疑は10月12日午前1時10分ごろから約10分間にわたり、同市神奈川区内の住宅街の路上で、帰宅途中だった区内に住む会社員の女性(25)に背後から抱きつき、顔面を殴って首を絞めるなどしたうえ、性的暴行を加えようとして全治約1カ月のけがを負わせたとしている。
同署によると、阿部容疑者は路上で女性を襲い、近くの駐車場に女性を連れ込んだうえ、暴行しようとした。犯行を目撃した通行人の男性が110番通報し、阿部容疑者は逃走。周辺の防犯カメラを解析したところ、最寄りの駅から女性の後をつけてくる阿部容疑者の姿が写っていたという。